久しぶりに中国人に心から「ありがとう」を言いたかったこと。
厦門へ向かうため深セン空港でチェックインを済ませ、
セキュリティゲートの前のパスポートコントロールに
並んでいたところ、隣の列では相変わらず割り込み。。。
「中国人は○○」という通説を見事にやってました。
他の中国の方は全員並んでいるんですが、全体からすると
1〜2%もない一人、二人がそんな行為をすると、
やっぱり中国人だ、みたいな感覚になってしまいます。
で、自分のパスポートコントロールが終わり、傘とパソコンと
携帯電話を別々にして荷物をX線検査を通します。
事件はそこで起こった。。。。
セキュリティゲートを通って荷物を受け取るときに
ん?傘がないぞ。。。
「あの〜傘がないんだけど」
と、検査員に話したところ、そのへんをちょっと見て
「ないよ」
そう言って自分の仕事に戻ってしまったんです…
「ちょっとちょっと、傘がないんだけど」
「そりゃわかるが、ないものは無い。」
余りにも無責任な態度にちょっとカチンと来ましたが、
飛行時間まで1時間以上あったので、その彼の前でじっと
傘、傘、傘、傘、と言い続けました。
そしたら、完全無視。
もう、、、、、真剣に呆れました。
そうこうしているうちに他の検査員が来て、
ちょっと搭乗券見せてっていうから、渡すと、
「傘を探してくるからここで待ってて」
と言って僕の搭乗券を持ってどこかに行ってしまいました。
5分、10分経過しても帰って来ません。
飛行時間まで後50分位あったので、まぁ待ってみようと
じっと我慢して待ってました。
しかし、15分、20分と経過しても帰って来ません。
さすがに時間があるとは言えど、もうそろそろ搭乗口に
行きたかったので、
「もう、傘はいいから搭乗券返してくれない?」
と言ったのですが、
僕の搭乗券を持って行った人はそこにいないため、
もうちょっと待てということになり、仕方なく待ちました。
で、それから1分もしないうちに、
はぁはぁ、ぜぃぜぃ、肩で息をしながら大急ぎで
僕の前に来た警備員のお兄さんが、
傘と搭乗券を僕に差し出してくれました。
「見つかった」
パスポートコントロールの順番から、僕の前後の人が
傘を持って行っていると睨んであちこちの搭乗口に
探しに行ってくれたみたいでした。
すごいです、こんな広い空港で誰が持っていったか
わからない傘を探しだすなんて。。
しかし、これほど人のために息を切らして
頑張る人の姿を久しぶりに見ました。
それに、他の中国人でかなりウンザリしていたところでしたので、
そのギャップに心から感謝と感激を味わいました。
このような体験は日本でもあまりないので、余計に感動でしたね。
傘がなくなったのはセキュリティ警備員のせいではなく、
間違えて渡され、それを自分のものではないと知って
黙って持っていった乗客が悪いと思うんです
その乗客のことを考えると、「また中国人が、、」
みたいな偏見を持ってしまいそうですが、、、
それよりも傘を探しだしてくれた警備員のお兄さんに
感動したので、傘がなくなったおかげて
中国では初めてと言うほどの感動をした
気持ちのほうが大きかったんです。
感謝。
厦門の飛行機に乗る直前に撮影した空港ビル

飛行機に乗り込んでます
posted by しぇしぇ at 00:44
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